自民党総裁選12日告示 小泉進次郎元環境相が長岡市を視察 解散総選挙を見据える動き 県関係の国会議員も“臨戦態勢” 《新潟》
自民党の総裁選挙が近づき、小泉進次郎元環境相が農業現場を視察し、意見交換を行う。
自民党と立憲民主党の代表選における様々な動きと厳しい指摘。
解散総選挙の可能性をにらみ、新潟市で自民党と立憲民主党の候補者が活動する。
自民党の総裁選挙は9月12日、告示日を迎えます。
11日、出馬を表明している小泉進次郎元環境相が県内入りし、農業の現場などを視察しました。総裁選をアピールしたい自民党。一方、すでに代表選に突入している立憲民主党からは厳しい指摘もありました。
長岡市の田んぼにやってきた自民党の小泉進次郎元環境相。
Q)稲刈りやりますか?
〈小泉進次郎 元環境相〉
「やろう、やろう。こういう時は何でもやった方がいいんだ」
ジャケットを脱ぎ長靴に履き替えると自ら田んぼに入って手刈りをしてみせました。
10日に精米したばかりの新米が早速ふるまわれると……
〈小泉進次郎 元環境相〉
「すごくおいしい。コメ粒がしっかりしてます」
若手の生産者と海外への輸出やスマート農業について意見を交わしました。
〈小泉進次郎元環境相〉
「いま世の中はコメ不足で多くの反響がありますけど実際に長岡のコメ農家の池田さんから“これからどんどん出てきます” “もう大丈夫だと思います”という声が聞けて多くの消費者の皆さん国民の皆さんにも安心材料につながったと思います。今後大事なことはより的確にリアルタイムに適切に届けていく政府の広報や説明の在り方がこれからすごく大事なことだと思います」
その政府はこれからどうなるのか…
事実上、次の総理大臣を決める戦いとなる自民党総裁選は12日告示を迎えます。
11日までに史上最多の9人が出馬を表明。
政治とカネの問題で逆風が吹く中、どう刷新するのかが問われます。
小泉元環境大臣は田んぼのほか長岡高専でロボティクス部の活動を視察。スタートアップへの支援を強化したい考えを表明していて、リーダー像にも興味があるようです。
〈小泉進次郎 元環境相〉
「リーダー誰?僕のチームは最高のチームだって思うのはどんなところですか?」
〈長岡工業高等専門学校 ロボティクス部のリーダー〉
「みんな一丸となってやっている点と効率よく動いてくれるっていうのは本当にすごいなと思っていました」
〈小泉進次郎 元環境相〉
「いま僕も皆さんみたいな最高のチームづくりを考えてます。 リーダー見習って頑張ります」
事実上、国のリーダーを決める総裁選に野党からは厳しい指摘も。
立憲民主党の西村智奈美代表代行です。
〈立憲民主党 西村智奈美 代表代行〉
「誰が総裁になってもおそらく自民党は変わらない。とにかく刷新感だけでこの総選挙を乗り切ろうとしている」
立憲民主党は代表選の真っただ中。
立候補した4人は各地で論戦を交わしていて、23日に投開票が行われます。
〈立憲民主党 西村智奈美 代表代行〉
「失われた30年本当に暮らしに寄り添った政治が行われてこなかった。地響きにも似たような有権者からの憤りの声怒りの声が大きなうねりとなってくるのではないかと思っています」
そうした中、その後の解散総選挙を見据えた動きも日に日に活発になっています。
9月8日、新潟市西蒲区のイベントに出席していたのは新潟2区から立候補を予定している自民党の細田健一衆議院議員と立憲民主党の菊田真紀子衆議院議員。
この夏、積極的に地元の活動に参加してきた2人。静かに火花を散らします。
〈立憲民主党 菊田真紀子 衆院議員〉
「おそらく新しい総裁の下で、小泉さんが言っている通り即解散になるんだろうと思うので、この10月あるいは11月いよいよ臨戦態勢ということで、 私もピッチを上げて頑張っていきたいと思います」
解散総選挙の行方を握る新たなリーダーは誰になるのか…
いよいよ12日、告示を迎えます。