児童ポルノ画像所持、商業施設で女性3人の尻触った罪 現職警察官の男、起訴内容を一部留保 福島地裁
警察官の男が児童ポルノ画像のスマートフォンを所持した罪で初公判を受ける。
男は一部の罪状を認める一方、一部は留保し、次回の公判は10月4日に予定されている。
事件は郡山北警察署の地域係巡査長に関連し、3人の10代の女性に対する性的行為の疑いも浮上している。
今年6月、児童ポルノの画像を記録したスマートフォンを所持したなどの罪に問われている、現職の警察官の男の初公判が開かれ、男は起訴内容を一部留保しました。
10日、法廷内に現れた、眼鏡をかけた長身の男。マスクをつけていて表情は分かりませんが、落ち着いているように見えました。
男は裁判官の問いにもはっきりと応答し、話を聞く際にも両手をしっかりと足に付けて立つなど、その姿は警察官を思い起こさせました。
男は、児童買春・児童ポルノ禁止法違反の罪などに問われている郡山北警察署本宮分庁舎の地域係に所属する巡査長・渡辺振一朗(わたなべ・しんいちろう)被告(43)です。
■起訴内容の一部は認め、一部は留保
渡辺被告は、今年6月8日、郡山市内の交番などで児童ポルノの画像あわせて5枚が記録されたスマートフォンを持っていた罪に問われています。初公判で渡辺被告は「その通りです」と、この起訴内容に関しては認めました。
一方、渡辺被告は去年11月から今年5月にかけて、郡山市内の商業施設で3人の10代の女性の尻を触るなどした罪にも問われていますが、訴因変更後の証拠を見ていないことを理由に、こちらは認否を留保しました。
次回の公判は、10月4日に行われます。