粉河産土神社でカード型おみくじ頒布 粉河七社の祭神をイラストに

AI要約

粉河産土神社にてイラスト付きカード型御神籤の頒布が始まった。

八柱の祭神を表現したイラストを使用し、初穂料は300円で御神籤を取得できる。

宮司の蒲梓さんは地元出身で、神社存続のために新たな取り組みを始めている。

粉河産土神社でカード型おみくじ頒布 粉河七社の祭神をイラストに

 イラスト付きカード型御神籤(おみくじ)の頒布が9月1日、粉河産土(うぶすな、土は右上に点)神社(紀の川市粉河、TEL 0736-73-2415)で始まった。(和歌山経済新聞)

 粉河地区の同神社、大(だい)神社、岸本神社、氣比神社、須佐神社、熊野神社、丹生明神社の粉河七社に親しみを持ってもらおうと、八柱の祭神を表現したイラストをカラープリントした。粉河産土神社の主祭神「丹生津比賣命(二ウツヒメノミコト)」「天之忍穂耳命(アメノオシホミミノミコト)」をはじめ、「天照皇大神(アマテラスオオミカミ)」などの神々のイメージイラストに解説やご利益を添える。初穂料は300円(全8種類)。5枚集めると「粉河七社詣」の特別御朱印「御詣印(ごもうでいん)」を無料で受けられる。

 宮司の蒲梓さんは地元出身で、19歳で巫女(みこ)を務めたことがきっかけで昨年4月、宮司に就任した。巫女時代に、参拝者に同神社について尋ねられたが答えられなかった経験から、神道に興味を持ち、宮司の資格を取得したという。氏子らと協力し、神社存続のため、6月の同神社例大祭「粉河祭」で期間限定朱印を頒布するなど新たな取り組みを始めた。

 蒲さんは「おみくじの文章は分かりやすい言葉を選び、親しみやすいイラストや彩色にしている。名刺サイズなので、おまもりとして携帯してほしい。七社参りのきっかけになれば」と期待を寄せる。