電動キックボードのシェアリングサービス 9月8日から佐賀市で実証開始

AI要約

佐賀市では、電動キックボードのシェアリングサービスの社会実証を8日から開始。利用状況や安全性などを検証し、来年度以降の導入を検討する。

サービス提供エリアは佐賀駅周辺で、10台の電動キックボードが配備される。速度は最高時速20キロで、自転車並みの交通ルールが適用される。

16歳以上が利用でき、利用はスマートフォンアプリ「TOCKLE」への登録が必要。基本料金は30分300円から。公共交通機関ではカバーできない地域の移動手段として利用が想定されている。

電動キックボードのシェアリングサービス 9月8日から佐賀市で実証開始

 佐賀市は8日から、電動キックボードを市民が共同で利用するシェアリングサービスの社会実証を開始する。利用状況や安全性、有効な設置場所などを検証した上で、来年度以降の導入を検討する。電動キックボードのサービスは県内で初めて。

 サービス提供エリアは、佐賀駅を中心とした半径2~3キロで、10台の電動キックボードを配備する。最高速度は時速20キロ。自転車並みの交通ルールが適用され、原則として車道や自転車専用通行帯を通行する。

 貸出場所は佐賀駅北第二自転車駐車場とSAGA MADO(観光案内所)。利用は16歳以上で、スマートフォンアプリ「TOCKLE」への登録が必要。基本料金は30分300円で、別に1時間と3時間のパック料金も用意した。

 公共交通機関でカバーできない地域の移動手段として想定しており、佐賀市企画政策課の友田ひとみ係長は「街中の風景なども楽しんでもらえれば」と話す。

 実証開始に先立ち、7日には佐賀駅前交流広場で体験乗車会が行われた。利用方法や交通ルールの説明があり、県警交通企画課は「ヘルメットを装着するなど安全な利用を」と呼びかけた。試乗した佐賀市の橋本祥子さん(33)は「最初は難しく感じたが、すぐになれた。歩くには遠い20~30分の距離の買い物などに便利だと思う」と話していた。(丸山美陽)