「エンジン03in岐阜」著名人招きシンポ 文化の持つ無限の可能性、意見交わす

AI要約

知の祭典「エンジン03(ゼロスリー)in岐阜」が開幕。講座やシンポジウムが行われ、文化の無限の可能性や国民文化祭などについて話題に。

県庁でのオープニング・シンポジウムでは著名人が登壇し、文化の力と幸せの関係について議論。国民文化祭に向けても意義を語り合う。

8日はさまざまなテーマの講座が開かれ、キャスター有働由美子さんや俳優の奥田瑛二さんが講師を務める。奥の細道や飛行機の進化などにも焦点を当てる。

「エンジン03in岐阜」著名人招きシンポ 文化の持つ無限の可能性、意見交わす

 著名な文化人や芸術家らを講師に招いた知の祭典「エンジン03(ゼロスリー)in岐阜」が7日、岐阜市などで開幕した。8日までの2日間、同市と大垣市、各務原市で市民講座などが開催される。初日は、県庁でオープニング・シンポジウムがあったほか、3市の飲食店で「夜楽」7講座が開かれた。

 2022年に岐阜市で、昨年に高山市で開かれた「エンジン」シリーズ第3弾。「清流の国ぎふ」文化祭2024(国民文化祭と全国障害者芸術・文化祭)の応援事業であり、実行委員会が主催、エンジン01文化戦略会議が協力する。

 シンポジウムでは、岐阜市出身のアーティスト日比野克彦さん、俳優・作家中江有里さん、医師和田秀樹さん、新潮社執行役員中瀬ゆかりさん、社会学者古市憲寿さんが登壇。「今年の岐阜は文化イヤー! 文化の力と幸せの関係ってナンヤローネ?」をテーマに、文化の持つ無限の可能性や人工知能(AI)時代の文化について意見を交わした。

 10月に開幕する国民文化祭も話題に。「文化を専門家たちだけの高尚なものにせず、多くの人が緩やかに楽しめる場になる」などと意義を語り合い、総合プロデューサーを務める日比野さんは「打ち上げ花火で終わらないよう、未来へつながっていくものにしたい」と話した。

 8日は、信長のまちづくり、奥の細道むすびの地と俳句、飛行機の進化などをテーマにした16講座が開かれる。講師はキャスター有働由美子さん、俳優の奥田瑛二さんや辰巳琢郎さん、元防衛相森本敏さんら29人が務める。