ドローンで米作り省力化 種もみ「直播き」技術確立

AI要約

西臼杵3町とJA高千穂地区本部が、高齢化する中山間地域の米作りの省力化を図るため、ドローンを使用した直播き技術を確立。

直播きにより、自家育苗をする農家の労力を削減し、苗作りや田植えの手間が大幅に軽減される見込み。

飼料用稲が実用化レベルに達し、県では農家を対象とした研修会を開催し普及を推進している。

ドローンで米作り省力化 種もみ「直播き」技術確立

 高齢化が進む中山間地域の米作りの省力化を図ろうと、県と西臼杵3町、JA高千穂地区本部などが、ドローンで種もみを空中から直接まく「直播(じかま)き」の技術を確立した。西臼杵では苗を購入せずに自分で育てる「自家育苗」が多く、直播きへの転換で苗作りや田植えの労力を大幅に削減できるという。飼料用稲は「実用化レベル」(西臼杵農業改良普及センター)に達しており、県は農家を集めた研修会を開くなど普及に向けた動きを本格化させている。