25年度教員採用試験に535人合格、倍率2.1倍は過去最低 鹿児島県教委

AI要約

鹿児島県教育委員会が2025年度公立学校教員等採用選考試験の結果を公表し、倍率が過去最低の2.1倍となった。

合格者の内訳や最も倍率の高い科目、年齢制限引き上げなどの対策も報告された。

また、1次試験免除の「大学推薦特別選考」では全員が合格した。

25年度教員採用試験に535人合格、倍率2.1倍は過去最低 鹿児島県教委

 鹿児島県教育委員会は6日、2025年度公立学校教員等採用選考試験の結果を公表した。受験者1148人のうち、535人が合格。倍率は前年度比0.1ポイント減の2.1倍で、記録が残る1986年以降、過去最低となった。

 合格者の内訳は、教員が525人(前年度比51人減)と実習助手など10人(同3人減)。教員の校種別では小学校253人(同45人減)、中学校145人(同1人減)、高校56人(同1人増)、特別支援学校45人(3人減)、養護教諭23人(前年度同数)、栄養教諭3人(同3人減)だった。

 倍率が最も高かったのは、高校保健体育の30.0倍。栄養教諭16.3倍、高校地歴12.7倍、高校数学10.8倍と続いた。

 県教委は採用試験の倍率低下を踏まえ、年齢制限を54歳から59歳に引き上げるなどした。50代は72人が受験し41人が合格。最高齢は59歳だった。

 対象校種を拡大した、1次試験免除の「大学推薦特別選考」は15大学から受験した38人全員が合格した。