根室・花咲港 8月サンマ水揚げ4倍 記録的不漁から回復

AI要約

根室市花咲港の8月のサンマ水揚げ量が前年比4.3倍の2159トンに増加。漁獲が増えた理由を詳細に説明。

記録的な不漁だった2019~23年と比べて回復したが、18年の水準には及ばず。全国の水揚げ量も伸びた。

花咲港が全体の約8割の水揚げを占め、平均単価も上昇した。

根室・花咲港 8月サンマ水揚げ4倍 記録的不漁から回復

 【根室】漁業情報サービスセンター(東京)によると、根室市花咲港の8月のサンマ水揚げ量は前年同月比4.3倍の2159トンだった。同港は国内最大のサンマ水揚げ拠点で、大型船などの出漁を前倒ししたことに加え、比較的近い場所に魚群ができたことで漁獲が増えたという。

 水揚げ量は記録的な不漁となった2019~23年と比べると大幅に回復したが、18年の約6800トンと比較すると3分の1の水準。全国の水揚げ量は同4.6倍の2611トンだった。花咲港は全体の約8割を占め、型が大きいこともあって花咲市場の1キロ当たりの平均単価は同1.7倍の786円に値上がりした。