8月の県内企業倒産8カ月連続二けた「異例の事態」

AI要約

栃木県内の企業倒産件数が12件で負債総額が23億8千万円に達し、8カ月連続で2桁の倒産が続いている。

コロナ禍の影響によるゼロぜロ融資の返済開始と物価高による利益減少が主な要因とされており、経営者のマインドを圧迫している。

帝国データバンクでは過去の最長記録を更新する異例の状況として位置付けており、経済情勢の改善が望まれる。

8月の県内企業倒産8カ月連続二けた「異例の事態」

民間信用調査会社の帝国データバンク宇都宮支店によりますと、8月の栃木県内の企業の倒産件数は12件で負債総額は3カ月ぶりに20億円を超えて「23億8千万円」となりました。

倒産件数は8カ月連続で2桁となっていて、帝国データバンクでは「過去の統計の最長記録を超える異例の事態」だとしています。

要因は複合的であるもののコロナ禍のゼロぜロ融資の返済の開始が引き金となり長引く物価高によって利益が得られず、経営者のマインドを折るケースが多いと分析しています。