赤ちゃん2人遺棄 母親の初公判で弁護側「免訴」主張

AI要約

名古屋市中区のマンションで起きた赤ちゃん遺体遺棄事件の初公判が開かれた。被告は2人の赤ちゃんの遺体を遺棄した罪を認めた。検察側は浴室で出産後、死亡を確認した被告の行動を指摘した。

弁護側は時効の成立を主張し、裁判の打ち切りを求めた。

事件の詳細や被告の心境などが今後明らかになる見通し。

赤ちゃん2人遺棄 母親の初公判で弁護側「免訴」主張

今年5月名古屋市中区のマンションで、2人の赤ちゃんの遺体を遺棄したとされる女の初公判が開かれ、弁護側は時効が成立しているとして裁判の打ち切りを求めました。

起訴状などによりますと入村恵(いりむら・めぐみ)被告(38)は、2013年ごろから今年5月までの間、中区のマンションの一室などに出産した2人の赤ちゃんの遺体をタオルで巻き、ビニール袋に入れるなどして、遺棄した罪に問われています。

5日名古屋地裁で開かれた初公判で、入村被告は起訴内容を認めました。

続く冒頭陳述で検察側は「浴室で出産したあと、死亡していることに気付いたが発覚すれば捕まるなどと考え段ボールに入れた」などと指摘しました。

一方で弁護側は、時効の成立を理由に有罪か無罪かの判断をせずに裁判を打ち切る「免訴」を求めました。