ゴミ出し当番の親子をひき逃げして死亡させた罪に問われた男 起訴内容を否認 静岡地裁沼津支部

AI要約

1月、静岡県沼津市でゴミ出し当番の親子2人をひき逃げし、死亡させた男の初公判が開かれ、男は起訴内容を否認した。

男は車両と親子が衝突したことを認めず、自身の不明確な記憶を弁護した。

検察側は荷台の施錠の問題を指摘し、事件の経緯を明らかにした。

ゴミ出し当番の親子をひき逃げして死亡させた罪に問われた男 起訴内容を否認 静岡地裁沼津支部

 1月、静岡県沼津市でゴミ出し当番の親子2人をひき逃げし、死亡させた罪に問われている男の初公判が地裁沼津支部で開かれ男は起訴内容を否認し、争う姿勢を示しました。

 起訴状によりますと、沼津市大塚の魚販売業の男(86)は、1月15日早朝、沼津市の旧東海道をトラックで走行中、荷台左側のパネルを路側帯でゴミ出し作業をしていた親子2人にぶつけて死亡させ、そのまま逃走したとされています。

 初公判で起訴内容について問われた男は「あっているところもあるけど、分からないところもある。自分じゃぶつかっていないと思う」と否認しました。男の弁護人も「衝突の事実はない」と争う姿勢を示しました。

 冒頭陳述で検察側は「荷台のパネルの施錠は遅くとも4年前から壊れていて、パネルを電柱にぶつけることもあった」と指摘しました。