宮内庁関係者装った「献上桃」詐欺事件 被告の男に有罪判決 福島

AI要約

懲役3年執行猶予5年の有罪判決が言い渡された男が、皇室への献上品を装いモモをだまし取る事件に関して裁かれました。

加藤被告は宮内庁の関係者を装い、農家からモモ4箱をだまし取るなど計画的な犯行を行い、無罪を主張していました。

福島地裁の判決では加藤被告の犯行を悪質とし、懲役3年、執行猶予5年の有罪判決が下された。

宮内庁関係者装った「献上桃」詐欺事件 被告の男に有罪判決 福島

「皇室への献上品」の名目で、農家からモモをだましとった罪などに問われていた男に、懲役3年執行猶予5年の有罪判決が言い渡されました。

判決を受けたのは、東京都練馬区の農業園芸コンサルタント加藤正夫(かとう・まさお)被告(76)です。

判決によりますと、加藤被告はおととし8月、宮内庁の関係者を装い「皇室への献上品を選定する権限がある」などと嘘を言って、福島市の農家の男性からモモ4箱をだまし取るなどしました。これまでの裁判で加藤被告は「モモは宮内庁に送った」と無罪を主張していました。

5日の判決公判で福島地裁の島田環裁判長は、「計画的で悪質な犯行で反省の態度もみられない」などとして懲役3年、執行猶予5年の有罪判決を言い渡しました。