セレオ八王子で「戦国の八王子展」開催へ 城跡から発掘された遺物を展示

AI要約

「戦国の八王子展 ~セレオ八王子の陣~」がセレオ八王子北館で開催される。

展示では八王子城跡や滝山城跡で発掘された遺物を中心に戦国時代の八王子に関する内容を紹介する。

子ども向けの発掘体験イベントや新キャラクターコンテンツも展開される。

セレオ八王子で「戦国の八王子展」開催へ 城跡から発掘された遺物を展示

 「戦国の八王子展 ~セレオ八王子の陣~」が9月5日、セレオ八王子北館(八王子市旭町)9階「セレオガーデン」で始まる。(八王子経済新聞)

 同施設で9月5日から始まる「八王子・多摩物産展」の開催を記念して企画した同イベント。国指定史跡の八王子城跡や滝山城跡で発掘された遺物をはじめ、戦国時代の八王子にまつわる展示などを行う。

 企画に携わる八王子市の担当者は「これまで歴史や文化財などに関する展示は博物館などで行うことが主だったが、今回、幅広い方の目に留まるよう、セレオ八王子の一角を借りて展示を行う」と話す。

 9月8日は子ども向け発掘調査体験イベントを行う。所要時間は約20分。発掘した成果品はキーホルダーとして持ち帰ることができる。参加無料。当日は八王子市の学芸員による展示説明を14時、15時の2回開催する。所要時間はそれぞれ約30分。

 イベントに合わせ、八王子城を築いた北条氏の3代目・北条氏康の三男である北条氏照をモチーフにしたキャラクターコンテンツ「北条氏照 友垣絵巻」を立ち上げる。北条氏照や正室とされる比佐をモチーフにしたキャラクターのほか、八王子城跡などで発掘された、まきびしなどを使う忍犬の「虎丸」、八王子城跡で発掘されたベネチア製レースガラス器をモチーフにした猫の「レース」も展開する。

 今回のイベントでは歴史の解説に加え、パネルやグッズがもらえるスタンプラリーなどでキャラクター展開を行う。市担当者は「今後も八王子城跡や市の歴史・文化財などのPRに活用する」と話す。

 開催時間は11時~17時(9月7日は休み)。9月12日まで。