「寂しいというより時代の流れなんだろう…」 TSUTAYA沖縄宮古島店が閉店 県内離島で最後

AI要約

沖縄県宮古島のTSUTAYA(ツタヤ)店が閉店し、離島に店舗がなくなったことが報じられた。

利用者の一部はサブスクリプションサービスの普及により、物理メディアの魅力を感じなくなってきていると感じている。

沖縄県内には残る3店舗のTSUTAYAを目指す利用者もいるが、時代の流れを寂しく感じる声もある。

「寂しいというより時代の流れなんだろう…」 TSUTAYA沖縄宮古島店が閉店 県内離島で最後

 【宮古島】DVD・書籍のレンタル、販売の「TSUTAYA(ツタヤ)」の沖縄宮古島店が31日、閉店した。午後9時にスタッフが扉を閉め、ひっそりと閉店を迎えた=写真。7月には石垣店が閉店しており、これで県内離島に店舗がなくなった。

 同店は前身の「BOOK BOX(ブックボックス)宮古店」から2011年にツタヤとしてリニューアル。多くの市民が利用した。

 ツタヤは音楽や動画のサブスクリプション(定額制)サービスの普及に押され、23年には沖縄を含め全国的に閉店ラッシュに。同店ではDVDレンタルが21年8月に終了していた。

 ブックボックス時代から利用していた市内の男性(48)は「サブスクでも音楽は聴けるが、現物がいい。ケースを手に取って選ぶ楽しみがあった。だんだんCDを置くスペースが削られ、通販で買うようになった」と変遷を実感。「寂しいというより時代の流れなんだろう」と淡々と話した。

 沖縄では小禄店、那覇新都心店、首里店の3店舗だけとなった。(宮古支局・當山学)