高校生たちの熱き戦い「ファッション甲子園」全国1929通の応募の中から頂点目指す…衣装のデザイン、制作、自ら着てランウェイへ、女子高校生2人のひと夏の挑戦

AI要約

全国高等学校ファッションデザイン選手権大会=ファッション甲子園が、青森県弘前市で開催された。

長野県から屋代南高校ファッションデザインコースの2人が決勝に進出し、熱い戦いが繰り広げられた。

応募作品は繊細で細部にまでこだわりを持ち、地元産の素材を使ったりして制作された。

高校生たちの熱き戦い「ファッション甲子園」全国1929通の応募の中から頂点目指す…衣装のデザイン、制作、自ら着てランウェイへ、女子高校生2人のひと夏の挑戦

服飾やデザインを学ぶ高校生が全国から集まる「全国高等学校ファッションデザイン選手権大会」=ファッション甲子園が、8月25日、青森県弘前市で開かれました。

長野県からは1校のみ、千曲市の屋代南高校ファッションデザインコースの2人が出場しました。

大会に密着しました。

ファッション甲子園の決勝の舞台に上がったのは、全国から寄せられた1929通のデザイン画の中から一次審査を通過した34チーム。

デザイン画を元に仕立てた衣装をモデル役の生徒が身に着け、音楽に合わせてランウェイを歩くファッションショー形式で行われました。

長野県から決勝に進んだのが、屋代南高校・ファッションデザインコースの須田光(すだ・ひかり)さんと山越瑛美(やまこし・えみ)さんの2人。

山越さん:

「3年間応募し続けたけど、1回も行ったことがなかったので、こんなことあるんだってうれしかったです」

デザイン画の題名は「羽化(うか)」にしました。

須田さん:

「スイートピーの花言葉と、チョウからインスピレーションを受けて、さなぎからチョウへ羽化する様子を今の自分と重ね合わせて、未完成のこれから成長していくっていう表現をしたくて、デザインしました」

「最初から2人でファッション甲子園やろうねって話をしてて、羽化のデザインが最初だったんですけど、瑛美ちゃんにぴったり合ったなって思います」

応募は、デザイン担当とモデル役がペアで行いますが、制作は2人で分担。

夏休み中、ほぼ毎日登校して、ミシンをかけたり、刺繍を施したり。

さらに買ってきた布を使うだけではなく、授業で学んでいる地元産のアンズを使った草木染も取り入れました。

須田さん:

「やっぱり2人で頑張って作ってきたので、細かいところまでこだわって作ったので、それをちゃんと見てもらえるように頑張ってきたいと思います」

2人で:

「(狙うのは)優勝を!優勝です!」

ファッション甲子園の舞台は、青森県弘前市。

楽屋に入った須田さんと山越さんもメイクや、衣装の最終調整に余念がありません!

どの学校も、目指すは優勝と意気込みます。

さあ、いよいよ本番。

屋代南高校の出番は6番目。

舞台袖に移動し、出番を待ちます!