地元就職促進へ修学資金も 八学大看護学科「むつ下北キャンパス」説明会

AI要約

2025年4月に開設予定の八戸学院大健康医療学部看護学科むつ下北キャンパスの説明会が28日、むつ市役所で開かれ、生徒や保護者ら約30人が学科の概要や修学資金の説明を受け、進路選択の参考にした。

下北地域での看護師不足解消のため、市が大学側に働きかけ、設置が決まった。定員は1学年10人程度で、同市小川町に建設する新キャンパスは年度内に完成する予定。

大学によると、オンライン講義とともに、八戸市のキャンパスでの対面講義を実施するほか、むつ総合病院などむつ市内の施設で臨地実習を行う。

地元就職促進へ修学資金も 八学大看護学科「むつ下北キャンパス」説明会

 2025年4月に開設予定の八戸学院大健康医療学部看護学科むつ下北キャンパスの説明会が28日、むつ市役所で開かれ、生徒や保護者ら約30人が学科の概要や修学資金の説明を受け、進路選択の参考にした。

 下北地域での看護師不足解消のため、市が大学側に働きかけ、設置が決まった。定員は1学年10人程度で、同市小川町に建設する新キャンパスは年度内に完成する予定。

 大学によると、オンライン講義とともに、八戸市のキャンパスでの対面講義を実施するほか、むつ総合病院などむつ市内の施設で臨地実習を行う。

 地元への就職を促すため、むつ総合病院が修学資金制度を創設。居住地に関係なく、同病院に10年間勤務することを条件に、入学金と授業料を全額免除する。

 説明会では、水野眞佐夫学長が「この地域の未来の人材育成に全力で取り組む」と述べ、山本知也市長は「明るい未来が描けるように市としてサポートしていく」とあいさつ。担当者が授業の内容や入試の種類などについて説明した。

 八学野辺地西高3年の佐藤優芽さん(横浜町)は「自宅から近い場所にできたことがうれしい。支援も充実していて家庭の負担も減らせるので前向きに考えたい」と話した。