「あるはずのものがない」海岸堤防の “銘板” 盗まれる…ボルトだけがむき出しに 富山・朝日町

AI要約

海岸の堤防に設置された銘板が盗まれ、被害が発覚しました。

盗まれた銘板には境界および工事関連の情報が表示されており、堤防管理所が警察に被害届を提出しました。

金属盗難が急増しており、昨年度だけで全国で1万6000件の認知があります。

「あるはずのものがない」海岸堤防の “銘板” 盗まれる…ボルトだけがむき出しに 富山・朝日町

海岸の堤防に設置された銘板が盗まれていることがわかりました。

嘉藤奈緒子アナウンサー「盗難被害があったのは海岸近くのこちらの場所です。何かがはがされた跡があり、ボルトがむき出しとなっています」

盗まれたのは朝日町東草野の海岸堤防に設置されていた「銘板」と呼ばれる金属の板2枚です。

1枚は縦50センチ、横80センチ、厚さ1・5センチの国と県が管理する境界を示す銘板で、もう1枚は縦40センチ横60センチ、厚さ1・3センチの工事の発注者などを示す銘板でした。

堤防を管理する黒部河川事務所によりますと今月23日、堤防のそばを通った人から「今まであったはずのものがない」と通報があり被害が発覚しました。

事務所は入善警察署に被害届を出していて現在、ほかに被害がないか確認しているということです。

警察庁によりますと金属盗難の認知件数は昨年度、全国でおよそ1万6000件と2020年の3倍となり金属類の価格高騰を背景に被害が急増しています。