イズミ 第1四半期決算 ランサムウェア被害の影響で「減収減益」 通期予想は「増収減益」

AI要約

イズミは今年3月から5月の第1四半期の決算を発表し、システム障害の影響で減収減益となったことが明らかになった。

売上高と営業利益が前年比で減少し、ランサムウェア被害の影響が29億円に達した。

しかし、来年2月期の業績予想は九州事業の承継などで増収増益を見込んでいる。

イズミ 第1四半期決算 ランサムウェア被害の影響で「減収減益」 通期予想は「増収減益」

大型商業施設、「ゆめタウン」などを運営するイズミは28日、今年3月から5月の第1四半期の決算を発表しました。

今年2月に発生したシステム障害の影響などで減収減益となっています。

イズミによりますと、今年3月5月の売上高に当たる営業収益は1087億8400万円で、前の年の同じ時期より4.8%減少しました。

営業利益は58億1100万円で、28.7%減少し減収減益となりました。

これは、今年2月に社内システムがランサムウェアに感染し、発注システムなどが停止に追い込まれ、一部商品が品薄になり客が減ったことなどが影響したということです。

ランサムウェアの被害による影響はおよそ29億円で、この被害の影響を除くと実質ベースでは86億円の増益だということです。

また、未公表だった来年2月期の通期の業績予想については、西友の九州事業を子会社の「ゆめマート熊本」が承継し、業績に寄与するなど増収減益を見込んでいます。