床をはがして調査 国宝・松本城で耐震対策の準備進む【長野・松本市】
松本城で耐震対策が進んでおり、珍しい風景が広がっている。
床板のはがし作業が行われ、石垣や柱の状態を調査するために取り組まれている。
松本市教育委員会は耐震化工事を行い、松本市のシンボルとして後世に引き継いでいく考え。
国宝・松本城で耐震対策を施すための準備が進んでいます。
なかなか目にすることができない珍しい風景です。
入場者が階段を上る中…松本城の天守で、作業が進んでいます。
この日は床板をはがしていました。
松本城は2016年度までの調査で、大地震に対する耐震性能が不足していることが判明。
松本市教育委員会は天守1階の床板をはがし、石垣の内部や土台を支える柱の状態を調べます。
その上でどのような耐震対策が必要かを検討するということです。
■松本市教育委員会竹内靖長・城郭整備担当課長
「きちんと耐震化の工事をして後世に伝えていきたい。そしてまたずっと長らく松本市のシンボルとして伝えていきたいというふうに考えております」
来月には発掘調査やボーリング調査を行う予定です。