茨城県内企業のメインバンク 常陽銀が首位、筑波銀2位

AI要約

2024年のメインバンク調査によると、茨城県内企業のメインバンクとして最も多かったのは常陽銀行で、シェアは48.21%という高い数字を記録。

県内金融機関上位5位までは前年からの順位変動はなく、常陽銀が安定シェアを保持している一方、全国調査では14位にランクイン。

7月の日銀による追加利上げ決定により、貸出金利の上昇が予想され、企業の利息負担が増加する可能性があるとの指摘がある。

茨城県内企業のメインバンク 常陽銀が首位、筑波銀2位

東京商工リサーチ水戸支店がまとめた2024年のメインバンク調査によると、調査対象の茨城県内企業3万2107社のうち、メインバンクとしての取引社数が最も多かったのは常陽銀行(同県水戸市)で、シェアは前年比0.18ポイント減の48.21%。県内金融機関上位5位までは、いずれも前年から順位の変動はなく、常陽銀が安定シェアを維持した。

2位は筑波銀行(同県土浦市)でシェアは同0.17ポイント増の18.91%。3位は県信用組合(水戸市)で同0.04ポイント増の9.78%、4位の水戸信用金庫(同)は同0.01ポイント減の7.61%、5位の結城信用金庫(同県結城市)は同0.01ポイント減の3.27%だった。

全国調査では常陽銀行がシェア1.12%の14位で、昨年と順位は変わらず。筑波銀はシェア0.42%の66位となり、昨年から順位を一つ落とした。信用組合のみの調査では茨城県の県信組が0.2%で首位だった。

同支店は、7月の日銀による追加利上げ決定に触れ、「貸出金利が上昇に向かうと、企業も利息が負担になる。上昇に向かう際に(メインバンクが変わるなど)、シェアに若干影響を与える可能性はある」としている。