さっそく詐欺被害防ぐ ローソン新野店に感謝状 阿南署【長野県阿南町】

AI要約

新規オープンのローソン店が特殊詐欺被害を未然に防いだことで警察から感謝状を受ける。

70代女性が3000円を支払うよう要求されるが、マネジャーが状況を見抜き警察に通報し被害を防ぐ。

ローソン店員の的確な対応によって詐欺被害を回避し、地域貢献を果たした。

さっそく詐欺被害防ぐ  ローソン新野店に感謝状  阿南署【長野県阿南町】

 特殊詐欺被害を未然に防いだとして阿南署(秋山誠司署長)は21日、長野県阿南町新野のローソン阿南町新野店(南島秀敏店長)に感謝状を贈った。同店は7月5日にオープンしたばかりで、秋山署長は「開店早々に詐欺を防いでくれて心強い」と感謝を伝えた。

 7月16日の昼前ごろ、下伊那郡在住の70代女性が電子マネー3000円分を購入しようと来店。女性が「3億円が当選したので受取手数料が必要」と理由を話したため、レジで対応した男性マネジャー(44)が当選画面を確認して消費生活センターに電話した。

 詐欺が疑われることが分かったため、その後警察に通報して被害を未然に防いだ。

 男性マネジャーはオープン前の研修で詐欺が疑われる場合の対応を学んでおり、マニュアル通りに対応できたという。後日来店した女性から感謝を伝えられたといい「おばあちゃんの笑顔を見れてよかった」と振り返った。

 南島店長は「当店は地域貢献を一つの目的としており、こういった形で貢献できてよかった」と話した。

 秋山署長は「県内で詐欺被害が後を絶たない中、お手本のような対応で被害を防いでくれた。今後も協力をお願いしたい」と呼び掛けていた。