【パリ五輪】フェンシング女子サーブル団体で銅・尾崎世梨選手が熱戦を振り返る
尾崎世梨選手が鹿児島南高校出身で、パリオリンピックのフェンシング女子サーブル団体で銅メダルを獲得したことについて、オリンピックに挑む気持ちや成果について述べた。
オリンピック初出場での銅メダル獲得に自信を持ち、日本代表としての誇りを感じていた尾崎選手。将来の目標は、次回のオリンピックでの金メダル獲得を目指すことであり、そのためにチャレンジ精神で臨む意欲を示した。
高校時代からの努力とチームの協力が実を結び、世界の強豪相手に勝利を収めた尾崎選手。日本を誇りに思い、次なる挑戦に向けて燃えている様子が伝わってくる。
パリオリンピックのフェンシング女子サーブル団体で銅メダルに輝いた、鹿児島南高校出身の尾崎世梨選手はどんな気持ちでオリンピックに挑んだのか、そして、これからの目標は。KTSのカメラにその思いを語りました。
フェンシング女子サーブル団体 銅メダル・尾崎世梨選手(鹿児島南出身)
「新しい校舎ができていたり、私が思っている以上に時が進んでいてあっという間だなと。色々な思いが詰まっていて、ここで過ごした3年間は私にとって大きい」
先日まで開かれたパリオリンピック。
フェンシング女子サーブル団体で、初めての夢の舞台に立った尾崎選手。
世界の強豪相手にポイントを重ね、銅メダル獲得に大きく貢献しました。
上片平健キャスター
Q.「初めてのオリンピックを終えて?」
尾崎世梨選手
「ずっと目標にしていた夢の舞台で戦えるというのは、すごくうれしい気持ちが大きかったし、大舞台で銅メダルを獲得できたことは自分の自信にもなったし、チームにとっても大きな一歩になった」
今回、尾崎選手はリザーブメンバーとしてチームに帯同しました。
いつ出番が来るか分からない状況でも、しっかり準備をしていたと言います。
尾崎世梨選手
「いつ出ても100%のパフォーマンスをできる準備を常にしていた」
そして、その時はやってきました。
銅メダルをかけたフランスとの3位決定戦。
尾崎選手は大一番でメンバーに抜擢されました。
尾崎世梨選手
「緊張もあったけど、それ以上にずっとピストに立ちたい思いを爆発させられるタイミングでわくわくしていた」
3人で合計9試合を行い、45点を先取した方が勝利となる団体戦。
7対10とリードを許した状況で、第3試合に登場した尾崎選手。
覚悟を決めていました。
尾崎世梨選手
「ここで私が日本に波を持って来るのが仕事だと思っていたので、自信を持って自分の攻撃的なスタイルをぶつけた」
尾崎選手は積極的に前に出る攻撃的なスタイルで連続ポイントを決め、15対13と一気に逆転!
会場の雰囲気が変わりました。
「フランスはあの試合をきっかけに、流れを持って行かれたというのはあったと思うので、日本の雰囲気に持ってこられた」
その後も尾崎選手は第6試合と第8試合でもしっかりとつなぎ、最終第9試合。
最後はエースの江村選手が45点目を奪い、日本がサーブルで史上初の銅メダルに輝きました。
尾崎世梨選手
「日本を背負って戦えることを誇りに思っていたし、日本にメダルを持ち帰ることができるのがうれしくてたまらなかった」
上片平キャスター
「4年後のオリンピックへの気持ちはどうですか?」
尾崎世梨選手
「チャレンジャーの気持ちでぶつかって、楽しんでその結果金メダルがついてきたらいい」
高校時代、フェンシングに打ち込むために北海道から鹿児島南高校にやってきた尾崎選手。
大学進学後も努力を続け、その剣は、世界の舞台で輝きを放ちました。
4年後は、世界の頂点へ。
尾崎選手の挑戦は続きます。