高速道路の相次ぐ逆走事故 逆走車に遭遇したときの対処は…? 鹿児島

AI要約

高速道路逆走事故の頻度や危険性について述べられている。

逆走車と遭遇した場合の対処法や逆走した場合の対応方法について説明されている。

事前準備や慎重な運転が逆走事故を防ぐために重要であることが強調されている。

高速道路の相次ぐ逆走事故 逆走車に遭遇したときの対処は…? 鹿児島

高速道路交通警察隊の管理する県内の高速道路において、鹿児島県警が認知した逆走事案は、2022年が13件、2023年が28件となっています。

全国で見てみると、高速道路の逆走事案は毎年200件前後で、日割りすると「2日に1回」の頻度で起きているということになります。事案の内訳を見ると全体の約2割は死亡や物損などの事故に発展していて、その危険性がうかがえます。

では、走行中に逆走車に遭遇したらどうすればいいのか。あるいは自分が高速道路を逆走してしまったら?運転のプロに話を聞きました。

車の事故やトラブル対応など、ロードサービスを手がける日本自動車連盟で話を聞きました。

もし高速道路で逆走車に遭遇した場合、どう対処すればいいのでしょうか?

【JAF鹿児島支部 推進課事業係 中尾光孝 さん】

「まずは対向車を発見した場合は、減速をしてスピードを落とすことが大事。なるべく手前でブレーキを踏み、車間を広げて、周囲の安全確保」

逆走する車は、左側通行の感覚で「追い越し車線」を走ることが多いため、普段から「走行車線」を走る習慣を身に着けることも、安全に繋がるということです。

【JAF鹿児島支部 推進課事業係 中尾光孝 さん】

「追い越し車線を走っていた場合、正面衝突になるので、走行車線を走っている車がいないかを確認し、その後、ハンドルをきって避けることが大事」

一方で、万が一誤ってICや高速道路を逆走してしまった場合については―

【JAF鹿児島支部 推進課事業係 中尾光孝 さん】

「周囲の安全確認をして、安全な場所に移動して停車する。それからガードレールの外側などに避難をして、110番や道路の非常電話で逆走していることを伝えて頂きたい」

逆走への対処や防止にあたっては、ルートを確認するなどの事前準備と、ゆとりを持った運転が大切だと話します。

【JAF鹿児島支部 推進課事業係 中尾光孝 さん】

「高速道路は一般道路を走るより危険が増すことになる。そのことを心がけて、ハンドルを握っていただきたい」