食育を担う人材の育成へ…県内の学校や幼稚園の先生、保育士がサツマイモ掘りに挑戦

AI要約

南九州市のせごどんファームで食育に携わる先生たちがイモ掘り体験を通じて食べ物の大切さを学ぶ研修を行った。

参加者は農家の苦労を知りながらサツマイモを収穫し、子供たちにより良い食育を提供できることに感謝した。

食べ物の大切さを改めて学んだ先生たちは、子供たちにその重要性を伝える決意を固めた。

食育を担う人材の育成へ…県内の学校や幼稚園の先生、保育士がサツマイモ掘りに挑戦

 収穫を体験し食べ物の大切さを学んだのは学校や幼稚園の先生たちです。食育を担う人材を育てる県の取り組みが行われ大人の先生がイモ掘りに挑戦しました。

 県内の小中学校や幼稚園の先生、保育士などが南九州市のせごどんファームを訪ねました。農家の話を聞きながらサツマイモ掘りに挑戦です。掘ってみるとすぐにサツマイモが顔を出しましたが…

「基腐病だ」

 農家を悩ませているサツマイモ基腐病。十分成長していないものもありますが。立派なサツマイモもたくさんありました。ほとんどの参加者がイモ掘りは子供の頃、以来。慣れない手つきでしたが無事収穫できました。

(参加者)

「イモの近くを掘って傷をつけてしまった。手間暇かかってるな。大変な苦労をされているなと思った」

 県は2007年度から食育に携わる小中学校や幼稚園の先生、保育士などを対象に研修を行っています。農家の苦労を知ることで子供たちにより良い食育ができると考えています。収穫から袋詰めまで一連の工程を体験しました。

(保育士)

「普段、経験しないことができて楽しかった。色んな農家さんの苦労が垣間見えて子供たちに食べ物を大事に食べることを伝えていければ」

 参加者の中には、管理栄養士の資格を目指す大学生もいました。

(大学生)

「こんな大変なことをされて自分たちの手元に届いている。とても勉強になりました」

(県農政課6次産業化支援・粟田順子係長)

「農林漁業を実際体験して、苦労や喜びを子供たちに伝えていただきたいと思う」

 食べ物の大切さを改めて学んだ先生たち。「子供たちにしっかり伝えたい」と話していました。