「体の軸意識してみて」 飯田で中高生と練習 同志社大陸上競技部【長野県飯田市】

AI要約

同志社大の陸上競技部が長野県飯田市で地元の中高生と合同練習会を開催

地元貢献を目的に2022年から続けている合宿で、子どもたちへの指導が行われる

部員約90人が競技別の練習やリレー競争を行い、跳躍競技では丁寧な指導が行われる

「体の軸意識してみて」  飯田で中高生と練習  同志社大陸上競技部【長野県飯田市】

 夏季合宿で長野県飯田市を訪れている同志社大(京都市)の陸上競技部は15日、地元の中高生との合同練習会を飯田市松尾明の市総合運動場で開いた。陸上部などに所属する飯田下伊那地域の中高生約35人が参加し、大学生から走り方のポイントなどを教わった。

 地元の子どもたちへの指導を通じて地域貢献しようと、同市での合宿を始めた2022年から続けている。部員の中には卒業後、教員や指導者を目指している人も多く、子どもたちへの指導を経験できる貴重な機会になっている。

 部員約90人がコーチとなって競技別の練習や大学生、中高生混合チームによるリレー競争などを行った。

 跳躍競技の練習では、大学生が基礎的な走り方や跳び方を指導。「着地時に体がぶれないように体の軸を意識してみて」「地面の反発を意識して跳んでみて」などと手本を見せながら丁寧に教えた。

 走り幅跳びをやっている高陵中学校3年の生徒は「背中やおしり、肩、頭などの細かい動きを一つ一つ教えてもらえて勉強になった。高校でも陸上を続けるので今日学んだことを生かしていきたい」と収穫を口にした。

 陸上競技部主将の末盛巧さん(21)=3年=は「子どもたちは新しいことを知ろうとする貪欲さがあり、自分たちも初心を思い出した。言葉にして教えることで教える側も改めて気付くことが多かった」と話した。