横浜・三渓園で3年ぶりの観月会 「臨春閣」舞台に日替わりで演奏

AI要約

国指定名勝「三渓園」で開催される月見を楽しむイベント「観月会」が3年ぶりに開催。雅楽、筝曲、サックスとピアノ、薩摩琵琶、篠笛の演奏が日替わりで楽しめる。

会場の「臨春閣」は重要文化財建造物であり、5年をかけた修理工事が完了し、新たな装いとなっている。

開催期間は9月14日から18日までで、観月会の時間は夜21時まで延長される。

横浜・三渓園で3年ぶりの観月会 「臨春閣」舞台に日替わりで演奏

 国指定名勝「三渓園」(横浜市中区本牧三之谷)で9月14日から、月見を楽しむイベント「観月会」が開催される。(ヨコハマ経済新聞)

 新型コロナウィルス感染症拡大防止で開催が見送られていたイベントで、3年ぶりの開催。大規模修理が完了した「臨春閣」を舞台に日替わりで「雅楽」「筝曲」「サックスとピアノ」「薩摩琵琶」「篠笛」の演奏を無料で鑑賞できる。

 9月14日は「横浜雅楽会」による雅楽で、曲は「双調音取」「酒胡子」「更衣」。時間は18時~20時。

 9月15日は「琴美会」による筝曲。曲は「松竹梅」「龍星群」「月夜の舞」など。18時~20時。

 9月16日は「シャンティドラゴン」の「サックスとピアノで奏でる日本の唄~世界の唄」。曲は「虎に翼~さよーならまたいつか!」「ムーンリバー」など。18時10分~、18時50分~、19時30分~、各回30分。

 9月17日は「薩摩琵琶錦心流中谷派襄水会(さつまびわきんしんりゅうなかたにはじょうすいかい)」による薩摩琵琶の演奏。曲目は「屋島の誉」「天目山」「勧進帳」など。18時15分~20時。

 9月18日は佐藤和哉さんによる篠笛で「荒城の月」「きみとみる月」「うさぎ」などを演奏。18時30分~20時。

 会場の「臨春閣」は江戸時代に建てられたといわれ、三渓園の創設者・原三溪さんが守り継いできた重要文化財建造物。2022年に、5年をかけておこなわれた屋根の葺き替えや耐震補強等の保存修理工事を終え、新たな装いとなった。

 三渓園の開園時間は9時~17時、観月会期間中は21時まで。観月会は9月18日まで。