灯ろうを海に流して先祖を供養 土々呂流れ灌頂
延岡市で行われた土々呂流れ灌頂というお盆の伝統行事について。
土々呂地区で100年以上続く流れ灌頂の様子。
500個の灯ろうを海に流し、先祖を慰める参加者の心情。
延岡市では、灯ろうを海に流し、先祖を供養するお盆の伝統行事「土々呂(ととろ)流れ灌頂(かんじょう)」が行われました。
お盆に帰ってきた先祖の霊を慰める伝統行事の「流れ灌頂」。
延岡市の南部に位置する土々呂地区では、毎年、お盆のこの時期、流れ灌頂が行われていて100年以上の続けられています。
昨夜は、初盆を迎えた故人や先祖供養などの法要が営まれたあと、およそ500個の灯ろうが海に流されました。
(供養に訪れた人)「成仏してくださって、今からも私たちを見守っていてくださいという思いです」
(供養に訪れた人)「来年もこうやって家族みんなに会いに帰ってきてほしいなと思いながら心を込めて流しました」
訪れた人たちは、海に漂う灯ろうを見送りながら静かに手を合わせ先祖の霊を慰めていました。