マリエントで「かわいすぎない海女」が素潜り実演 水槽越しに記念撮影も

AI要約

北三陸観光大使の藤織ジュンさんが水産科学館マリエントで素潜りを実演。

久慈市の「北限の海女の素潜り技術」を知ってもらうための活動に取り組む藤織さん。

東京出身の藤織さんは舞台俳優から海女と観光業に携わるまでの経歴を持ち、久慈市や北三陸地域のPR活動を行っている。

マリエントで「かわいすぎない海女」が素潜り実演 水槽越しに記念撮影も

 北三陸観光大使の藤織ジュンさんが8月13日、水産科学館マリエント(八戸市鮫町)の水槽で素潜りを実演した。(八戸経済新聞)

 岩手県久慈市小袖地区で100年以上継承され、同市の無形民俗文化財に指定される「北限の海女の素潜り技術」を知ってもらおうと同館が開く恒例企画。藤織さんはドラマ「あまちゃん」のメインロケ地として知られる小袖海岸や地下水族科学館もぐらんぴあ(久慈市)で素潜りを実演する活動に取り組み、ファンには「かわいすぎない海女」の愛称で親しまれる。

 かすり模様のはんてんと白の短パンの「海女さん」姿の藤織さんは、ウミガメが泳ぐ水槽に潜り、ウニに見立てた模型を採る様子を披露。水槽の中から館内の写真を撮ったり、記念撮影に応じたりし、詰めかけた約60人の市民やファンと交流を深めた。「じゃんけん大会」では、来館した子どもたちが水槽の前に駆け寄り、水槽の中の藤織さんとじゃんけんをして楽しんだ。

 東京出身の藤織さんは、高校生の頃から舞台俳優やナレーターとして活動。舞台公演で久慈市を訪れたことをきっかけに、2015(平成27)年、同市に移住。現在は、海女と観光業に携わり、岩手県内外で同市や北三陸地域をPRする活動に取り組んでいる。

 「夏でも冷涼で、虫が少ないのも久慈の魅力」と藤織さん。「マリエントは海とは違い、潜っている様子がよく見える。もぐらんぴあの素潜り実演も見に来てほしい」と呼びかける。