華やかな振り袖やドレス 真夏に実施「二十歳のつどい」 山口県上関町

AI要約

上関町で開催された「二十歳のつどい」に参加した9人が、それぞれの人生の道を歩む決意を新たにします。

同窓会ムードに包まれる中、昔の学生時代の思い出話が交わされます。

若者たちはそれぞれの進路を模索しながらも、ふるさと上関町への愛情を持ち続けています。

華やかな振り袖やドレス 真夏に実施「二十歳のつどい」 山口県上関町

山口県上関町ではお盆の恒例行事がありました。

扇風機が設置された会場にやってきたのは、スーツをビシッと着た男性に…

華やかな振り袖やドレスの女性。

上関町で開かれたのは、「二十歳のつどい」

今年度、20歳を迎える9人が集まりました。

上関町では、就職や進学で実家を離れる人が多いため、1月の成人の日ではなく、帰省で集まりやすいお盆の時期に行われます。

山口県によると、この時期の開催は、県内では上関町が唯一です。

航海士を目指して大島商船で学ぶ井上魁斗さんが白い制服姿で、恩師、家族、仲間への感謝を伝えていました。

井上魁斗さん

「これからも自ら歩み続けることを忘れません」

9人全員が同じ上関中学校の出身です。

式が終わると、一気に同窓会ムードになります。

当時の学級通信を見ながら、思い出話に花を咲かせます。

井上魁斗さん

「テストの結果が一番衝撃的です。平均点が相当悪かったようです(笑)」

記者

「ご自身はどうやったんですか?」

井上さん

「自分は多分よかった方だと思うんですけど、

(1年生の担任が)やっぱり英語の先生ということで、英語のテストだけはよかったです」

1年生時の担任で英語を教えた立場篤史先生

「英語はね、頑張ったね」

井上さん

「英語だけは、必死に」

その英語を武器に立派な航海士になってください

9人はみんな、ふるさとを大切に思いながら、それぞれの道で頑張っているようです。

山口県立大学に通う酒井日菜乃さん

「進路がそれぞれ違うので、4年制大学や専門学校だったりするので、それぞれ夢に向かって頑張っていきたいなと思っています」

広島市で社会人小川凜哉さん

「(上関町の人は)優しくて、あいさつもしてくれるので、いいまちです。時々帰って、自然を味わいたいなと。都会に住んでいたら自然を忘れちゃうので」

2・3年生の時の担任吉本美樹先生

「全然変わらなくて、すごく子どもたちが関わっているのを見たら、温かい雰囲気がこっちまで伝わってきます。自分たちで考えて行動できる子たちなので、ほんとあの時のまま変わらず、社会に貢献していってねという気持ちです」

若者たちは、真夏の太陽に負けないくらいの輝きを放っていました。