猪苗代湖で水上オートバイとゴムボートが衝突<福島県会津若松市>
福島県猪苗代湖で水上オートバイとゴムボートが衝突する事故が発生。
事故では命に別状はないものの、ペルー国籍の女性が足に痛みを訴えている。
事故後、警察は原因の調査を進めるとともに規制の重要性を強調している。
8月14日正午過ぎ、福島県の猪苗代湖で水上オートバイとゴムボートが衝突する事故があった。
警察によると、事故があったのは会津若松市の崎川浜の岸から約200メートル沖合の地点で、中国国籍の40代の女性が運転する水上オートバイが、別の水上バイクに牽引されていたゴムボートに衝突した。
ゴムボートには4人が乗っていたが、ペルー国籍の30代の女性が足に痛みを訴えているものの、命に別条はなく全員が救助されたという。
猪苗代湖では、2020年の9月にボートに3人が巻き込まれ、当時8歳の男の子が亡くなる事故が発生。
この事故をきっかけに、2024年7月1日から、岸から300メートルほどの範囲でモーターボートやカヌーなど、すべての船舶を対象とした河川法による航行規制が開始された。
今回の事故は水上オートバイの航行エリアで、本来ボート側が規制される場所だが、航行していたわけではなく牽引されていたため、規制の対象外だという。
警察は詳しい事故の原因を調べるとともに、7月から開始された法規制についても猪苗代湖の利用者への呼びかけを強化している。