自然や科学 魅力迫る 飯田市美術博物館「ワクワクびはくで夏休み2024」【長野県】

AI要約

長野県飯田市追手町の市美術博物館で11日、「ワクワクびはくで夏休み2024」が開催された。親子連れが7種のワークショップを楽しみ、自然や科学の魅力に触れるイベントとなった。

「美博まつり」から名称も変更されたイベントは、コロナ禍での影響を受けて規模や日程を変更し、より多くの来場者を迎える工夫が凝らされている。化石レプリカやマスコット作り、プラネタリウムなど様々な催し物が用意され、参加者に楽しい体験を提供している。

「とうめいボトルでコケリウム」などのワークショップでは、子供たちが楽しみながら学び、自然の美しさに触れる機会を得ている。子どもから大人まで、美術博物館への訪れがより身近になるような取り組みが行われている。

自然や科学 魅力迫る  飯田市美術博物館「ワクワクびはくで夏休み2024」【長野県】

 長野県飯田市追手町の市美術博物館で11日、「ワクワクびはくで夏休み2024」があった。親子連れが7種のワークショップを楽しみ、自然や科学の魅力に迫った。

 気軽に館を訪れてもらおうと、前身の「美博まつり」が2006年にスタート。20年にコロナ禍で規模や日程を変更し、名称も改めた。ことしは化石レプリカやマスコット作り、館内のみどころを巡るツアーなど7種を用意。ほかプラネタリウムや展示が無料だったり、クイズラリーに参加できたり多彩な催しがあった。

 「とうめいボトルでコケリウム」は、10年ほど続く人気のワークショップ。午前には12人の園児と小学生、家族が参加し、学芸員の四方圭一郎さん(53)の指導で透明なボトルに土とコケを入れて作った。使ったのは館周辺に生えているコケ6種。子どもたちはバランスを考えながらピンセットで慎重に配置していった。

 清内路小学校4年の児童(9)は「背の高いコケを低いコケの間に埋めていくのが楽しかった。リビングのテーブルに飾りたい」と笑顔だった。

 四方さんは「専門的な内容を子ども向けにして開催している。子どもだけでなく大人も、美博に足を運ぶきっかけにしてほしい」と話していた。