特殊詐欺防ぎ 感謝状 那覇署 喜久山、津波古さんに

AI要約

那覇署は還付金詐欺を未然に防いだ首里汀良郵便局の感謝状贈呈について報告。

那覇市の首里汀良郵便局が60代女性から還付金詐欺を未然に防ぎ、犯人を通報した経緯。

感謝状の贈呈式で郵便局の関係者が犯罪被害を防ぐために今後も心がける意向を表明。

特殊詐欺防ぎ 感謝状 那覇署 喜久山、津波古さんに

 那覇署は7日、特殊詐欺(還付金詐欺)を未然に防いだとして、那覇市の首里汀良郵便局の喜久山和史局長(46)=写真右から2人目=と津波古多江子さん(55)=同3人目=に感謝状を贈呈した。同署の知念克幸署長は「これからも利用者に寄り添っていただきたい」と感謝した。県警は「ATMを操作させて還付金を返還することは絶対にない」として、返還に関する電話があった際は「家族や警察に相談してほしい」と呼び掛けている。

 同郵便局によると3月13日午後4時半ごろ、60代女性が来店し、ATMを操作していたという。その後、窓口に還付金の受け取り方法などを尋ねてきたため、対応した津波古さんは「保険料や還付金という言葉にピンときた」と詐欺を疑った。女性が持参していたメモ用紙には振込先や振り込みを指示した相手の連絡先が書かかれていた。喜久山局長が電話し、身元を伝えた上で事情を聴こうとすると電話は切られたため、110番通報した。

 贈呈式で喜久山局長は「普段から県民の幸せに貢献するという思いで働いてきた」とはにかんだ。津波古さんは「少しでも被害に遭う方が減るように、これからも気配り、目配りを心がけたい」と語った。