岐阜城のこだわり「拡散」YouTubeで城造り紹介 新聞店社長が配信、市調査の成果盛り込む

AI要約

名所旧跡の魅力を伝える動画投稿サイト「ユーチューブ」の歴史探訪番組「レキトビラ」の岐阜城編が配信されている。岐阜市の調査結果を基に、織田信長の城造りへのこだわりや岐阜城の戦国時代の痕跡が学べる内容だ。

同番組は広島大学の協力を得て2022年にスタートし、県内外の城を題材にした動画を配信。岐阜城編では信長時代の城主ごとの石垣の組み方や城の造り方の解説が行われている。

岐阜城跡整備推進室の高木晃室長によると、1984年からの調査成果が詰まった動画で、岐阜城に興味を持つ人にお薦めだという。

岐阜城のこだわり「拡散」YouTubeで城造り紹介 新聞店社長が配信、市調査の成果盛り込む

 名所旧跡の魅力を伝える動画投稿サイト「ユーチューブ」の歴史探訪番組「レキトビラ」の岐阜城編が、配信されている。岐阜市の長年の調査結果を基に、石垣の積み方や岐阜城を拠点に天下統一を目指した織田信長の城造りへのこだわりが学べる内容になっている。

 同番組は不破郡関ケ原町の小川新聞店の小川一仁社長が、地域の人に楽しんでもらえるコンテンツを作ろうと、親交のあった広島大の三浦正幸名誉教授らの協力で2022年に配信を始めた。これまでに大垣城や美濃金山城など、県内外の城を主な題材に動画を配信しており、チャンネル登録者は1万人を超える。

 岐阜城編では、金華山の麓から山頂にかけて戦国時代の痕跡を紹介。城主ごとの石垣の組み方の違いや、城の造り方などを一つ一つ解説する。信長時代は、城跡の至る所で庭と思われる遺物や酒を飲むために使う遺物が見つかっており、城が訪れた人をもてなす空間で、権力を示す場所であったことを説明する。

 岐阜城編の解説で参加した市文化財保護課岐阜城跡整備推進室の高木晃室長(52)は「岐阜城がどんな城か知りたい人にはお薦めの動画になっている。1984年から始まった調査の成果がふんだんに詰まっているので見てほしい」とアピールした。