「ひろしま盆ダンス」が開幕 1万7000人が平和祈る輪 広島市中区、11日も

AI要約

被爆1年後の広島で開かれた「ひろしま盆ダンス」が約1万7千人が参加して始まった。

開会式では原爆や過去の災害の犠牲者に黙とうし、平和を祈願。

盆ダンスは1946年の「戦災供養盆踊り大会」を引き継いで2018年から始まり、夏らしく楽しいイベントとなっている。

「ひろしま盆ダンス」が開幕 1万7000人が平和祈る輪 広島市中区、11日も

 被爆1年後の広島で開かれた盆踊り大会を再現した「ひろしま盆ダンス」(中国新聞社主催)が10日、広島市中区のひろしまゲートパークで始まった。初日は約1万7千人が世界平和を願って踊った。11日もある。

 開会式では原爆や過去の災害の犠牲者に黙とう。中国新聞社の岡畠鉄也社長が「平和のありがたさ、尊さをかみしめながら過ごして」とあいさつした。広島県民踊協会のメンバーを手本に、太鼓に合わせて「広島音頭」の輪が広がった。

 平良小4年吉本駿さん(9)=廿日市市=は「夏らしくて楽しい。災害や戦争のない世の中になってほしい」と話した。盆ダンスは1946年の「戦災供養盆踊り大会」の理念を引き継いで2018年に始まり5回目。11日は午後6時から9時半まで。入場無料。