仏像と出会い感嘆まるごと奈良博石川県立美術館

AI要約

金沢市の石川県立美術館では、奈良国立博物館展「まるごと奈良博」が開催され、多くの家族連れが訪れて会場が賑わった。

来館者は国宝「辟邪絵」などの貴重な文化財に魅了され、仏教美術の奥深さに触れた。

本多の森公園では「本多の森夏祭り」も開催され、キッチンカーやワークショップのブースが人気だった。

仏像と出会い感嘆まるごと奈良博石川県立美術館

 金沢市の石川県立美術館では10日、開催中の奈良国立博物館展「まるごと奈良博」に多くの家族連れらが訪れ、3連休初日の会場をにぎわせた。来館者は国宝「辟邪絵(へきじゃえ)」など数々の貴重な文化財に見入り、仏教美術の奥深さに触れた。

 10、11日は開館時間が午前8時半~午後7時に拡大され、午前中の早い時間から早速、愛好者が足を運んだ。子どもや若者グループの姿も目立ち、多彩な仏像の表情やポーズをしげしげと観察した。

 本多の森公園では県立美術館などの特別開館に合わせて「本多の森夏祭り」が2日間の日程で始まり、キッチンカーやワークショップのブースがにぎわった。両日とも夕方からはグルメ・クラフトの屋台が並ぶ「森の夜市」、夕涼みコンサートが繰り広げられる。

 まるごと奈良博は「ポスト国民文化祭」の目玉事業で、県、県立美術館、北國新聞社でつくる実行委員会が主催し、後期展では国宝4点、重要文化財54点を含む137点が並ぶ。

 期間は25日まで。入場料は一般1500円、大学生千円、高校生800円、小中学生500円。内灘町以北の小中学生は無料となる。