「大内宿」につながる重要路線...土砂崩れの県道、撤去作業続く

AI要約

福島県下郷町で大雨により土砂流出が発生し、関係者が土砂の撤去作業を行った。

湯野上会津高田線など複数の道路が通行止めとなり、復旧作業が行われている。

喜多方市では農地や農業用施設で被害が確認され、土砂流入が発生した。

 大雨で土砂が流出した福島県下郷町の県道湯野上会津高田線では8日、関係者が土砂の撤去作業などを行った。

 県南会津建設事務所によると、山からの土砂が道路に約80メートルにわたって流出し、落石防護柵の一部が折れ曲がった。復旧作業のため同県道は通行止めとなっている。同県道は、県内有数の観光地「大内宿」につながる重要路線。同事務所はホームページで迂回(うかい)路を紹介している。

 県によると、県道湯野上会津高田線のほか、会津美里町と昭和村を結ぶ国道401号が通行止めとなっている。会津若松裏磐梯線(磐梯山ゴールドライン)は8日午前11時に通行止めが解除された。

 また喜多方市では、農地と農業用施設計9カ所で土砂流入などの被害が確認された。熊倉地区の水田で幅10メートルにわたり斜面が崩落したほか、慶徳町では農業用水路に幅100メートルにわたって土砂が流入した。