【レノファ山口】「セカンドボールで優位に」レノファあすホームで栃木戦

AI要約

サッカーJ2レノファ山口は、栃木との試合に向けて勢いを加速させることを目指している。

新たな試みや新加入選手の活躍により、チーム状態は良好である。

栃木は攻守ともに整理されたプレーを見せ、勝利に向けて粘り強く闘志を燃やす構えだ。

【レノファ山口】「セカンドボールで優位に」レノファあすホームで栃木戦

 サッカーJ2レノファ山口は10日、山口市の維新みらいふスタジアムで栃木と対戦する。中断明け初戦の前節の大分戦は1万人越えの観客の前で新たな戦術が機能し、勝ち点3を奪取。ホーム連戦を2連勝で飾り、勢いをさらに加速させられるか。

 大分戦では新たな試みが成果を残したり、新加入選手が躍動したりと中断期間に準備してきたことを発揮した。試合翌日に行った大分との練習試合でも4―1と快勝しており、チーム状態も良好だ。

 栃木は前回対戦後の5月に小林伸二監督が就任し、攻守ともやるべきことが整理されている。「細かい約束事が徹底され、プレー強度も上がっている」と志垣良監督。中断前は前線から高いプレー強度で圧力をかけてくる相手に苦戦することもあったが、吉岡雅和は「恐れずに自分たちの良いところを出していければ」と力を込める。

 前回対戦で攻撃は決め手を欠いたものの、粘り強くゴールを守り切り、0―0の引き分けだった。大分戦で先制点の起点になった相田勇樹は「まずはプレー強度で相手を上回ることが重要。セカンドボールの争いで勝てれば試合は優位に進められるはず」と静かに闘志を燃やす。

 【栃木情報】6勝6分け13敗、勝ち点24の18位。過去の対戦は山口の3勝3分け7敗。43失点はリーグワーストタイだが、前節の熊本戦は2―0と無失点で勝利した。攻撃は5ゴールの南野遥海や熊本戦でもゴールを決めた4ゴールの宮崎鴻がけん引する。