「子どもたちに科学のおもしろさを」 科学とILCについて学ぶイベント 岩手・北上市
岩手県北上市で行われた科学イベントでは、ILC・国際リニアコライダーや超電導の実験などが子どもたちに科学の面白さを伝えました。
岩手県国際リニアコライダー推進協議会が初めて企画したこのイベントは、小学生から高校生を対象としていました。
岩手大学の藤崎聡美技術室長による出前授業では、ILC建設の意義や素粒子の重要性について分かりやすく説明が行われました。
夏休み中の子どもたちに、科学への興味を持ってもらおうというイベントが8日、岩手県北上市で行われました。
これは、岩手県国際リニアコライダー推進協議会が、県南地域の小学生から高校生までを対象に初めて企画しました。
会場では、宇宙誕生の謎に迫る巨大実験施設、ILC・国際リニアコライダーとは何かを解説する展示のほか、超電導の性質を再現できる実験コーナーなどが設けられ、子どもたちは科学のおもしろさに触れていました。
また、岩手大学理工学系技術部の藤崎聡美技術室長による出前授業も行われ、「自分たちの身の回りにあるすべての物質は素粒子からできている」ことなど、未知の素粒子発見を目指すILC建設の意義について、わかりやすく説明していました。