省エネ設計住宅「ZEH」新築・購入費への補助申請 予算額の8割に到達 香川県

AI要約

香川県が省エネ性能の高い住宅などの導入を補助する「かがわスマートハウス促進事業」で、ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH・通称ゼッチ)の新築・購入への補助金の申請額が、2024年度の予算額の8割に達した。

香川県では、ZEHの普及による脱炭素への理解や関心が高まっている。

香川県ではZEHの補助金だけでなく、住宅用蓄電システムやV2Hシステム、窓や玄関ドアの断熱改修にも補助を行っており、予約申請を呼びかけている。

省エネ設計住宅「ZEH」新築・購入費への補助申請 予算額の8割に到達 香川県

 香川県が省エネ性能の高い住宅などの導入を補助する「かがわスマートハウス促進事業」で、ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH・通称ゼッチ)の新築・購入への補助金の申請額が、8月6日までに2024年度の当初予算額である1億7500万円の8割に達しました。

 香川県カーボンニュートラル推進室は「脱炭素への理解、関心が広がっている」と分析しています。

 ZEHは、断熱性の高い壁や窓などを使用して消費エネルギーを減らしながら、太陽光発電などの再生可能エネルギーを創り出す「創エネ」によって、エネルギー収支ゼロを目指す住宅です。

 ZEHを新築または購入する場合、香川県は20万円(子育て世代等は25万円)を補助します。

 申請は4月22日から始まり、2025年1月31日まで予約を受け付けますが、予算額に達した段階でキャンセル待ち(30件まで)になります。

 このほか県では、住宅用蓄電システムの設置(補助対象経費の10分の1、上限10万円)や、自動車と住宅で電力を相互に供給する「V2Hシステム」の設置(上限10万円)、窓及び玄関ドアの断熱改修(上限20万円)についても補助を行っていて、こちらは予算額の8割には達していませんが、県では早めの予約申請を呼び掛けています。