高校生と小学生がベンガラの街で地域の魅力を学ぶ 「備中高梁まるごとキャンパス」【岡山・高梁市】

AI要約

岡山県高梁市の高校生と小学生が、ベンガラの街として知られる吹屋地区を訪れ、歴史や文化を学び地元の住民と交流する取り組みが行われた。

参加者たちは歴史ある吹屋地区の街並みや日本遺産センターでのベンガラの歴史に触れ、学び興味を持った。

地元の人の指導のもと、ベンガラ染めに挑戦し、若者たちの若い力やアイデアで地域の誇りとして残していく意欲が示された。

高校生と小学生がベンガラの街で地域の魅力を学ぶ 「備中高梁まるごとキャンパス」【岡山・高梁市】

岡山県高梁市の高校生と小学生が、ベンガラの街として知られる吹屋地区を訪れました。歴史や文化を知り、住民と交流することで地元に愛着と誇りを持ってもらおうという取り組みです。

日本遺産に認定された高梁市の吹屋地区に、市内の高校生と小学生あわせて10人がやって来ました。「備中高梁まるごとキャンパス」と題したこのイベントでは、街並みの散策や地域の住民との交流を行います。

(高梁市秘書企画課 宮田勝士さん)

「市内の若者たちに高梁の歴史や文化、自然などを身近に感じてもらい、地域の方とのふれあいを通じて高梁に愛着を持ってもらいたいということで取り組んでいます」

江戸時代に赤の顔料「ベンガラ」の産地として栄えた歴史のある街並みを散策した参加者たちは、旧吹屋小学校にやって来ました。明治時代後期に建てられた貴重な校舎の中には日本遺産センターが設けられていて、参加者はベンガラと銅で栄えた吹屋の歴史について説明を受けました。

(参加した高校生)

「歴史は好きだったんですけど、ここで銅がいっぱいとれたということを知らなかったのでびっくりしました」

「すごく興味深いなと思ったので、もっといろんなことを知っておきたいと思いました」

そして、参加者たちは地元の人の指導を受けてベンガラ染めに挑戦しました。自然の原料であるベンガラはやさしい色合いが特徴で、型を使ってコースターに模様を入れます。

(参加した高校生)

「型を置いて筆でぐるぐるしながら色をつけるところがすごく楽しかった」

(吹屋ふるさと村ボランティアガイド 戸田誠さん)

「みなさんの若い力、若いアイデアでこの町をみなさんと一緒に地域の誇りとして残していきたいなと思っています」

高梁市は来月、若者によるぶどうの収穫体験も行う予定で、今後も地域の魅力発信に取り組むということです。