現金31万円着服の60歳の男性高校教諭 懲戒免職処分

AI要約

県教育委員会は足利高校の教諭が生徒指導連絡協議会の資金を着服し、懲戒免職処分を下した。

教諭は協議会の会長を務めていた過去の資金を不正使用し、全額返還している。

教育長は再発防止と信頼の回復に努めるとコメントしている。

高校などで組織する協議会から現金31万円を着服したとして県教育委員会は6日、足利高校の60歳の男性教諭を懲戒免職処分にしました。

懲戒免職処分になったのは足利高校の日向野信行教諭60歳です。県教育委員会によりますと日向野教諭は去年9月から今年3月にかけて足利市内の高校や特別支援学校で構成される生徒指導連絡協議会の会費から現金31万円を着服したものです。

この協議会は各学校からの分担金などで運営されていて交通安全の街頭活動などを行っているということです。日向野教諭は昨年度までの2年間この協議会の会長を務めていましたが着服した現金は役員だった県高体連バスケットボール専門部の活動として全国大会の旅費や宿泊費などに充てていたということです。

すでに全額を返還していて日向野教諭は「自分自身の軽率な行動で学校の職員や県全体の信頼を失う行為をしてしまい大変申し訳ない」と話していたということです。

阿久澤真理教育長は「教員一人一人の規範意識をさらに高め再発防止に向けた取り組みの充実と信頼の回復に努めて参ります」とコメントしています。