7日はきょうと同じように午後に非常に激しい雷雨のおそれ 気象予報士が解説 山梨 【天気】

AI要約

米津龍一気象予報士は、太平洋高気圧が去り、熱帯低気圧や寒冷渦の影響で天気が不安定になっていることを説明しています。

明日も雷雨の恐れがあり、午後には雷が鳴りやすい確率が高まるため、外出時には雨具の準備をしておくことが重要です。

神明の花火大会などのイベントに参加する場合も、天候の急変に備えるために注意が必要です。

7日はきょうと同じように午後に非常に激しい雷雨のおそれ 気象予報士が解説 山梨 【天気】

平山裕子アナウンサー:

米津さん、午前中は晴れていて暑いなと思うんですけれども、どうして夕方になると急に天気が雨だったり雷になるんですか?

米津龍一気象予報士:

そう思ってる方多いのではないでしょうか。先週はずっと晴れて暑かったんです。

それはなぜかというと、この“太平洋高気圧”という夏の高気圧にずっと覆われていました。

これに覆われていると、上昇気流が発生しにくく、雨雲ができにくいんです。ふたをしてる形となります。

ですから先週は晴れて40℃に迫る暑さの日が多かったんです。

ところが今週は太平洋高気圧の勢力が弱いのでカバーされていないことで上昇気流が発生しやすくなり、

雷雲ができやすく変わりやすい天気が日曜日頃から続いているという事なんです。

あすはどうなるかというと、これはきょうの天気図ですが、日本の南に熱帯低気圧があります。

これが雷雲のもとを運んできた形で、さらに上空には冷たい空気を持つ“寒冷渦”という低気圧があります。

日中気温が上がって上空に冷たい空気があることで、大気のバランスが不安定になり、晴れの天気から雷雲が起こりやすくなったんです。

あすの天気図はきょうと同じようなんです。

南に熱帯低気圧、ちょっと北上した寒冷渦と基本的に変わりませんからあすも午後は変わりやすい天気となります。

ということで、あすのお天気ポイントはこちら。

午後は非常に激しい雷雨の恐れがあり注意が必要です。

どのあたりで雷雲が発生しやすいのか、雷が鳴りやすい確率=発雷確率で見ていきます。

あすの正午から午後3時です。赤色のところは雷が鳴りやすい確率が50%以上で、どこで天気急変が起こってもおかしくないんです。

夕方午後3時から午後6時はさらに一段とこの濃い赤色の雷が鳴りやすい確率が75%以上が出てきます。

そうなるとほぼほぼ雷雨は間違いない状況であすは夜も天気急変の恐れが続くことになりますので、あす開催の神明の花火に行かれる方は雨具の準備があると安心です。