79回目の原爆の日 平和宣言で核抑止力に依存する政策からの転換の必要性を訴え 広島

AI要約

広島市は79回目の原爆忌で平和記念式典を行い、多くの人が祈りを捧げました。

松井市長は核抑止力から転換するための行動を呼びかけ、国際情勢に触れました。

被爆者の平均年齢が85歳を超え、語れる人が減る中、平和への思いは今も深く続いています。

広島は79回目の原爆の日を迎えました。

広島市の松井市長は、核抑止力に依存する政策から転換するための行動を呼びかけました。

西名みずほアナウンサーの中継です。

広島は79年前と同様に暑い朝を迎えました。平和記念式典が終わった今も平和公園では多くの人が手を合わせています。

祈りは未明から続いています。

原爆慰霊碑の前では、まだ暗いうちから被爆者やその家族が祈りを捧げていました。

■94歳の被爆者の娘

「(母は)脳内出血で倒れて動けなくなりました。お姉さんに会いたいってずっと言っていましたから、姉に会いに来たんじゃないかなと思います。」

■広島市 松井一実市長

「世界情勢は、国家間の疑心暗鬼をますます深め、拒否すべき武力に頼らざるを得ないという考え方が強まっていないでしょうか。」

松井市長は平和宣言で、ロシアによるウクライナ侵攻や、イスラエル・パレスチナ情勢に触れ、核抑止力に依存する為政者に政策の転換を促すため市民が行動するよう呼びかけました。

被爆者の平均年齢は85歳を超えました。

あの日の語れる人は減り続けています。

【2024年8月6日放送】