中国製?たばこ、熊本・天草市に大量の漂流 警察が回収

AI要約

熊本県天草市の下島の西海岸で中国製のたばこが漂流、漂着し始めた。警察が500カートンを回収したが、原因や経緯は不明。

漂着したたばこには中国の地名や中国製との表記があり、薬物検査の結果、全てたばこであることが判明。牛深署や天草署が回収活動を行っている。

漂流したたばこの量に住民が驚いており、鹿児島県でも同様の事案が報告されている。処分は一般廃棄物として行われている。

中国製?たばこ、熊本・天草市に大量の漂流 警察が回収

 熊本県天草市の下島の西海岸を中心に、7月下旬から中国製とみられるたばこが大量に漂流、漂着している。警察が回収したが、原因や経緯などは分かっていない。

 牛深署によると、7月23日以降、牛深漁港や砂月漁港、魚貫漁港周辺で、たばこを見つけたという通報が約10件あった。署は8月2日までに計500カートンを回収した。

 天草署は2日までに寄せられた通報2件を受け、苓北町の海岸や天草市天草町の白鶴浜に漂着した計100カートンを回収した。

 たばこの箱などには「湖南」や「浙江」といった中国の地名のほか、中国語と英語で中国製との表記があった。両署と八代税関支署が薬物検査した結果、2日までに全てたばこであることが判明した。

 7月30日、天草市天草町の大江沖で未開封の6カートンと段ボール箱を拾った同市二浦町の船崎和生さん(72)は「これだけの量のたばこが漂流しているなんて」と驚いていた。

 牛深署によると、鹿児島県でも大量のたばこが漂着している。回収したたばこは、天草市などが一般廃棄物として処分した。(鬼束実里、福井一基)