酷暑に涼、氷の芸術 料理人らが夏の造形削り出す 鹿児島市・天文館ベルク広場で彫刻展

AI要約

鹿児島市の天文館ベルク広場で氷の彫刻展が開催された。料理人5チームが美しい氷の彫刻作品を披露し、連日続く酷暑の中で涼を演出した。

氷ブロックを使って制作された作品は、トビウオや鳳凰など夏らしい造形で買い物客を楽しませた。

日本氷彫刻会九州地方本部鹿児島支部の主催で開催されたイベントは、参加者からは涼しさや透明感が評価された。

酷暑に涼、氷の芸術 料理人らが夏の造形削り出す 鹿児島市・天文館ベルク広場で彫刻展

 鹿児島市の天文館ベルク広場で1日、氷の彫刻展があった。連日続く酷暑の中、県内の料理人5チームがトビウオや鳳凰(ほうおう)をかたどったつややかで繊細な作品を披露し、涼を演出した。

 長さ1メートル、重さ135キロの氷ブロック3本を使って制作。各チームはのみやチェーンソーを巧みに操り、“氷しぶき”を飛び散らせながら、金魚など夏の造形を削り出した。作品は広場に展示され、買い物客がひとときの涼を味わった。

 日本氷彫刻会九州地方本部鹿児島支部の主催で30回目。古藤敏朗事務局長(50)=マリンパレスかごしま調理課長=は「氷の彫刻は溶ける時に宝石のように輝く。涼しさを感じてほしい」。東谷山2丁目の会社員與那覇瑠里さん(22)は「涼しげで夏らしい。透明感がいい」と話した。