「好きな野球をもっと」 福島成蹊高3年生、部活終了キャンプ参加

AI要約

リーガアグレシーバはスポーツマンシップ向上を目指し、全員出場ルールを採用したキャンプを開催。今年は184校が参加。

キャンプでは引退後の活躍の場を提供し、試合で力を競う。北海道での試合も予定されている。

参加選手は将来に向けて意欲的であり、コーチも成長を期待している。

「好きな野球をもっと」 福島成蹊高3年生、部活終了キャンプ参加

 リーガアグレシーバはキャンプを主催するジャパンベースボールイノベーション(大阪府)の阪長友仁代表理事が創設。スポーツマンシップの向上などが狙いで、ベンチ入り選手の全員出場などのルールや道具の規定を地域ごとに独自に設けて実施する。参加校は年々増えており、本年度は34都道府県から184校が参加を予定している。

 キャンプは引退後も力を発揮する場をつくることで、将来につなげてもらおうと開催。18日まで行われ、4チームのリーグ戦で争う。17日にはエスコンフィールド北海道(北海道北広島市)で試合を行う。

 参加するのは内野手の安斎凌空(りく)さん、遠藤琉晟(りゅうせい)さん、猪苗代大聖さん、投手の菅田龍乃介さん、古川滉涼(こうすけ)さん、安斎流泉(るい)さんの6人。安斎凌さんは1年秋から主力メンバーとして活躍したが、最後の夏は2回戦敗退と悔しさを残した。「好きな野球をもっとやりたい。結果を残して大学につなげたい」と意気込む。古川さんは人見知りの克服も参加の目的の一つで「自分から積極的に話しかけたい」と話した。

 野球部コーチの粕川樹さんは「親元を離れることで人として成長できる。野球を続ける意欲を高める機会にしてほしい」とエールを送った。