松坂大輔さんと投げて打って 金沢で野球教室「苦しいことでも乗り越えて」

AI要約

米大リーグの元投手・松坂大輔さんによる野球教室が金沢市内で開催され、学童野球チームが技術を磨いた。

児童は投球や打撃練習を通じて貴重な指導を受け、松坂さんのプレーに感動した。

松坂さんは軸足への体重移動を強調し、能登半島地震被災地に元気を届ける思いを語った。

松坂大輔さんと投げて打って 金沢で野球教室「苦しいことでも乗り越えて」

 米大リーグのレッドソックスなどで投手として活躍した松坂大輔さんによる野球教室が3日、金沢市内川スポーツ広場野球場で開かれ、学童野球チーム・金沢城東メッツの5、6年生20人がキャッチボールや打撃練習で技術を磨いた。

 ソニー生命保険(東京)が主催した。児童は投球動作やけん制のこつを学び、打撃練習にも取り組んだ。松坂さんがフリーバッティングで柵越えを連発する場面もあり、児童は歓声を上げた。主将の久田進之介さん(12)は「(松坂さんは)球の質が良くて参考になった。教えてもらったことをすぐにでも試合で実践したい」と声を弾ませた。

 松坂さんはキャッチボール時に意識すべきこととして「常に軸足に体重を乗せるイメージで練習すれば強いボールが投げられるようになる」と話した。

 教室は、野球を通じて能登半島地震で被災した石川県に元気を届ける目的もあり、「苦しいことでも諦めずに立ち向かい、乗り越えていって」とエールを送った。