39歳までは「男性」だった…元甲子園球児・3児の父、性別適合手術受け「女性」に その時、家族は…
元甲子園球児である女性が39歳まで男性として生き、ミセスオブザイヤー世界大会で2位を獲得したことが話題となっている。
女性は挑戦を続けるためにミセスオブザイヤーに参加し、日本代表として出場。そして、自分史上最高の魅力を発見し、クイーン賞を受賞した。
彼女の波乱万丈な生い立ちや今後の夢について、神奈川県で鍼灸師として働く桜琉姫さんの物語が明らかになっている。
「39歳まで男性だった」―『元甲子園球児』『3児の父』という異色の経歴を持つ一人の女性が、年齢などに関わらず挑戦をし続ける女性を応援するコンテスト「ミセスオブザイヤー」世界大会で、総合2位にあたる「クイーン賞」を受賞しました。
彼女の生い立ち、そして今後の夢とは?
きらびやかなドレスで堂々とウォーキングを披露する女性。小林桜琉姫(はるひ)さん、42歳です。
桜琉姫さんは、年齢などに関わらず挑戦をし続ける女性を応援するコンテスト「ミセスオブザイヤー」鳥取県代表としてジャパンファイナルを勝ち抜き、6月末に東京で行われた世界大会に出場。
ウォーキングや英語スピーチ、特技を披露するタレントショーなど様々な項目で審査が行われ、世界17か国・60人の代表の中から総合2位にあたる「クイーン賞」を受賞しました。
そして、同じく鳥取県からエターナル部門日本代表として出場した森由美子さんも「クイーン賞」を受賞。
鳥取県に世界大会のティアラを2つも持ち帰るという快挙を成し遂げました。
ミセスオブザイヤー世界大会エターナル部門 クイーン賞受賞 森由美子さん
「悔いのないように頑張ろうと、それを自分の中に決めたから、それが本当に充実した時間となった」
ミセスオブザイヤー世界大会ブリリアント部門 クイーン賞受賞 小林桜琉姫さん
「自分史上最高の魅せ方や強みというのを、コンテストの現場で発見できたというのが一番強い」
現在、神奈川県横須賀市で鍼灸師として働く桜琉姫さん。
鳥取県代表でありながら、実は生まれも育ちも神奈川県です。
なぜ鳥取県代表として出場したのか…
そこには、桜琉姫さん︎の波乱万丈な半生がありました。
小林桜琉姫さん
「私は39歳まで『男性』としてこの社会で生きてまいりました」
桜琉姫さんは元々男性。
厳格な家庭の長男として生まれ、女性として生きたいという自分の本当の思いを押し殺しながら日々を過ごしてきました。
高校時代は野球の強豪校でレギュラーとして甲子園に出場するほどの実力の持ち主。坊主頭の高校球児でした。