ライドシェア岐阜県内も開始、タクシー不足時間限定で運行 日タク「乗務員を教育、安心安全に」

AI要約

岐阜市内で日本版ライドシェアが始まった。タクシー不足を補うため金土曜の夜に2台運行。

運行は日本タクシーが担当し、配車アプリを介して客にサービスを提供。

岐阜市を含む県内での運行は初めて。安全性に配慮し、乗務員もタクシーと同水準の教育を受けている。

ライドシェア岐阜県内も開始、タクシー不足時間限定で運行 日タク「乗務員を教育、安心安全に」

 一般ドライバーが自家用車を使って有償で乗客を送迎する「日本版ライドシェア」の運行が2日、岐阜市内で始まった。県内での運行は初めて。日本タクシー(同市鶴田町)が事業主体となり、タクシーの供給が不足している金、土曜日の時間帯限定で走らせ、移動の足を確保する。

 運行を予定する時間帯は毎週金、土曜日の午後6時から翌午前5時まで。運行台数は2台。一般のタクシーとともに、配車アプリ「GO(ゴー)」を利用する客に配車される仕組み。日本タクシーが車両を用意し、運転席ドアに「ライドシェア対応車」と表示した。

 同社によると、3人の乗務員を確保した。同社であった出発式で山田健太郎社長が「ライドシェアの乗務員はタクシーと同水準の教育を行っており、安心安全にお客さまを乗せることができると思う」とあいさつした。乗務員の一人、主婦(30)は「お客さまを乗せて走るのが楽しみ」と意気込んだ。

 中部運輸局によると、7月19日現在、岐阜、大垣、東濃西部、美濃・可児の四つの交通圏で延べ10事業者の運行を許可している。