斎藤・兵庫県知事 百条委証人尋問へ「しっかり対応」とだけ…側近3人離脱、パワハラ疑惑調査本格化

AI要約

兵庫県知事へのパワハラ疑惑問題での百条委員会の証人尋問が決定された。

斎藤知事や県職員に出頭要請が行われ、調査が本格化する見通し。

被害職員の証言に配慮した尋問方法が協議される。心理的支援も検討されている。

斎藤・兵庫県知事 百条委証人尋問へ「しっかり対応」とだけ…側近3人離脱、パワハラ疑惑調査本格化

 斎藤元彦・兵庫県知事をめぐるパワハラ疑惑告発文書問題で、兵庫県議会の調査特別委員会「百条委員会」は2日午前、斎藤知事を8月30日に証人尋問することを決めた。

 斎藤知事のほか県職員10人にも出頭を要請し、23日と30日に職員へ尋問することも決まった。

 これからパワハラなどさまざまな疑惑の調査が本格化する。

 斎藤知事は2日夕、報道各社の取材に対し「告発文書に関しての質問内容などが判明すると思う。しっかり対応したい」と述べた。

 兵庫県では斎藤知事の側近とされた片山安孝副知事が7月31日付で退職、またそれに次ぐポジションの小橋浩理事が体調不良を理由に降格、県の内部調査の責任者、井ノ本知明総務部長が病欠と「異例の事態」となっている。

 この日の百条委では被害について証言する職員に配慮した尋問方法も協議した。心理的なストレスを軽減するため弁護士の同席も認め、メンタルヘルスケア相談も行う。